フォトレポート
溶接界最大のイベント「2022国際ウエルディングショー」
東京ビッグサイトの4つのホール使用で過去最大規模で開催
わが国溶接界最大のイベント「2022国際ウエルディングショー」(主催:一般社団法人日本溶接協会・産報出版㈱)が7月13日から16日までの4日間,東京・江東区の東京ビッグサイト東4,5,6,7ホールを会場に開催された。今回は,出展者数が過去最大の280社を越え,会場も東京ビッグサイトで4つのホールを使用するのは初めてで,その結果,会場面積は前回東京での開催時と比べて1.4倍となり,来場者数も10万人超となり,史上最大規模となった。また,とくに新規の出展社数が全出展者の約28%を占め,極めて活性化されたショーとなったことが特筆される。
今回のテーマは「日本から世界へ 溶接・接合,切断技術のDX革命-製造プロセスイノベーションの到来-」。ものづくりに不可欠な要素技術の一つである溶接に関する専門展示会として認知される従来からの技術ショーの側面に加え,世界的に進展傾向にあるカーボンニュートラルや人手不足問題,製品品質のさらなる向上が求められる中,展示会場では各社ともこうした動きに呼応する形で産業界が直面する課題に対し,解決の方向性とものづくりの未来像を示した。
さらに今回の大きな特徴は,本ショーと同時期開催の18年ぶりに日本での開催となる国際溶接学会(IIW)年次大会・国際会議とのコラボレーション企画が展開されたこと。ショーとの共通テーマとして「カーボンニュートラル実現と持続可能な発展を支える溶接・接合技術の革新」を定め,特設エリアで,「DXによる生産革命」,「日本のエネルギー革命」に関する展示エリアを構成し,カーボンニュートラルの未来が一堂に展示された。