2026国際ウエルディングショー

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リアルで熱狂する場は、まだつくれる!
― 会期まで半年。2026国際ウエルディングショーに向けて ―

2026.3.16

田中学
大阪大学 接合科学研究所 副所長 教授
国際ウエルディングショー 運営委員長

年明け、東京の国立競技場で行われた全国高校サッカー選手権大会の決勝戦には、
史上初の6万人を超える観客が集まりました。
この大会は、日本全国の高校生チームが参加する、
若い世代にとって最も権威あるスポーツイベントのひとつです。

この数字が示しているのは、単なる人気イベントの成功ではありません。
バーチャルが当たり前になり、効率や距離感が優先されがちな時代にあっても、
「中身が本物であれば、人はリアルな場に集まり、同じ空気の中で熱狂したい」
その欲求は、決して失われていないという事実です。

むしろ私は、この光景を見て、少し安心しました。
冷めているように見える今の時代でも、心を動かすコンテンツがあれば、人はちゃんと動く。

現場でしか味わえない熱、音、匂い、会話――
それを求める力は、確かに残っているのだと。

今年開催される「2026国際ウエルディングショー」も、同じ挑戦の場だと考えています。

各社が持ち寄る技術、製品、提案。
それら一つひとつが、この産業の「現在地」であり、「次の一歩」です。

しかし、展示を並べるだけでは足りません。
来場者が足を運び、「見てよかった」「来てよかった」と感じるためには、
ショー全体として、何を体感してもらうのかを、意志を持って仕込む必要があります。

その役割を担うのが、この業界に関わる私たち一人ひとりだと思っています。

リアルな場でしか生まれない出会いがある。
現場で交わす一言が、次の仕事や技術につながることがある。
そうした「手ごたえ」を、もう一度、きちんと取り戻したい。

「2026国際ウエルディングショー」を、ただの展示会ではなく、『この業界は面白い!』と実感できる場にする。

そのための議論と準備は、すでに始まっています。
ぜひ会場で、その熱を体感してください。

(「Welding Promenade」 vol.46 より)